連帯保証人とは?その役割と義務は?

家族や親戚、知人などに保証人や連帯保証人になって欲しいと頼まれて躊躇する人は少なくありません。依頼者との関係性によってはむげに断りにくい場合もありますが、場合によっては自分の一生を左右する大きな決断になりかねない自覚を持つ必要があります。そもそも混同されやすい保証人と連帯保証人にはその義務に大きな違いがあり、実際に置かれる立場も変わってくるのです。親しい人であってもその依頼を受ける前にきちんとその役割と義務を知っておくことが大切になります。

保証人は「債務者がどうしても返済できない時にだけ代わりに返済する義務があり、それに比べて連帯保証人は「債務者と童謡の債務義務を負う」ことにあります。保証人には「催告の抗弁権」・「検索の抗弁権」・「分別の利益」の三つが認められていますが、連帯保証人にはその権利が認められていません。

その為に、例えばお金などを貸した会社などが主債務者に請求せずに、急に連帯保証人に請求してきてもそれを拒否することは出来ず、主債務者が支払い能力があるにも関わらず、返済していない状況にあっても主債務者に変わって返済をする義務があるのです。保証する借金の金額に関しては、借金の全額についての返済義務を負うことになるのです。

さらに注意しておくべき点としては、主債務者が任意整理や個人民事再生など免責手続きを取ってその借金の返済義務を免除されることになっても、連帯して負っていた返済義務は継続します。主債務者が払わずに残った借金全額を返済しなければならないのです。主債務者が個人民時再生法の手続きを取った場合には、その多くが主債務者が借金の20%程度を支払えば良いと認められます。しかしながら、連帯保証人の支払い責任は変わらずにその全額を追うことになるのです。

このようなことから考えても、連帯保証人になる場合には自分にその義務を負う覚悟があるのかを含めてしっかりと考えることが欠かせないのです。